様々な投資方法がある中でたくさんの勉強をしていくと一つの疑問が出てきます。
それは、今日の結論ですが「米国(全世界)株式インデックス」が最強だよね?ってことです。
パフォーマンスの追求であれば別の方法はありますが、ぼくのように普段は会社員をしていて特別な才能もない凡人には最高ではなくとも最適なのでは。
投資について勉強すればするほどこの答えに近づいていく。
今日は凡人ならば黙って米国インデックスファンドが正解と考えた理由について書いておきます。
主な対象者は
- 資産運用が趣味ではないけどお金について興味がある
- 資産運用で何をしてよいのか全然わからない
- 資産運用をすでに行っているが方針が定まらない
こんな感じのぼくと同じような初心者脱却したくらいを想定しています。
6000文字くらいあるのでよろしく!!!
- 株式やFXで億トレーダーになれるのは一握りのスターだけ。ぼくは凡人なんだ。
- 本日の結論。凡人であるサラリーマンには米国株式インデックスしかない。リスクとリターン。
- 米国株式(全世界)インデックスファンドとは?どんな銘柄があるの?
- やってはいけないこと。凡人サラリーマンは余計なことをしてはいけません。
- FXのドル円で200万円増やした話とトルコリラで100万円減らした話。ビットコインでも大きな損失をしました。
- リスク許容率を考えておこう。手元にあるお金がどのくらいまで減っても大丈夫?
- リスク管理のために債券や金を購入する必要性がない理由。
- 海外ETFを購入しない理由は手間の割に大きなリターンがないから。
- 積立とドルコスト平均法の違い。結果的にドルコスト平均法になる可能性があるだけ。
- 出口戦略についても当分先になるけど考えておく。
- 本日のまとめ
株式やFXで億トレーダーになれるのは一握りのスターだけ。ぼくは凡人なんだ。
まず最初にぼくの投資についての結論。
「専業主婦が株で億を稼いだ!!」みたいなニュースなどもあるので一攫千金を狙いたくなる気持ちはわかります。
ぼくも億トレーダーになりたい。
1億円欲しい。
しかし、株式のリスクとリターンを考えると100万円単位の投資元本で1億円を稼ぐのは無理があります。それはもう投資ではなくて投機(ギャンブル)
それでも銘柄を選定すればパチンコや宝くじよりは可能性は高い。宝くじの還元率は50%以下です。貧者の税金なんて言われていますね。
サラリーマンとして毎月の給料からコツコツと貯金した投資元本なのだから大事に扱う必要があります。
来年には100万円を1億円にしたい!と言う人は別の方法を考えましょう。
まずは凡人であることを認める。
そして凡人である普通の人がなるべく確率が高くてお金が増える方法を考える必要があります。
本日の結論。凡人であるサラリーマンには米国株式インデックスしかない。リスクとリターン。
これからいろいろと書いていきますが結論を先に書いておくと米国株式のインデックスファンドを購入しましょう。となります。
具体的には以下の通り。
これだけで多くの日本人より投資効率が良くなる。
- 確定拠出年金iDeCoをはじめる
- つみたてNISAをはじめる
- さらに余裕がある場合は特定口座でつみたてをはじめる
これだけです。
IPOも高配当も新興国もREITも債券も不要です。
ボーナスなどで貯金ができた時には一括で追加購入をします。
この方法であれば「良い銘柄を探さないと!」とか「株価が下落してしまった!!」とか「配当金が減配だ!!!」と、日々の大切な時間を使う必要はありません。
毎月給料日にでもアセットアロケーションの確認をするだけです。
米国株式(全世界)インデックスファンドとは?どんな銘柄があるの?
いくつか候補があります。
- eMAXIS Slim 米国株式 (S&P500)
- eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)
- SBI バンガード S&P500
- SBI・全世界株式インデックス・ファンド
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド (楽天 VTI)
- 楽天・全世界株式インデックスファンド (楽天 VT)
もうお分かりですね。
S&P500に準ずるインデックスファンドであればOKです。もしくは全世界株式のインデックスファンドです。
NYダウでも良いのですが特別選ぶ理由もありません。
- S&P500:S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス社が選定する500銘柄で構成
- NYダウ:S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス社が選定の米国の代表的な30銘柄で構成
といった具合になります。
S&P500でいい理由はNYダウのインデックスファンドの手数料が高いことと、リスクリターンを考えた時に大差がないからです。
アメリカだけに投資するのが怖いのであれば全世界株式でもいいでしょう。
やってはいけないこと。凡人サラリーマンは余計なことをしてはいけません。
上記のスタイルを確立したら余計なことはしないようにしましょう。
- マーケットのタイミングをはかる
- 暴落を待つ
- 高値で利益確定する
- 個別株を買う
- 別の指標のインデックスファンドを買う
- 高配当株を買う
- FXなど別の投資に手を出す
- 1Rマンション投資をする
- ロボットAIで購入する
- 仮想通貨ビットコインを買う
上記のような投資をすることで大きなリターンを得る可能性はあります。
しかし、多くの場合は投資効率が落ちるだけの行為になります。
このあたりは好きにすればいい。
ただ、多くの場合は米国株式 (S&P500)や全世界株式(オールカントリー)のリターンを上回ることは難しいでしょう。
FXのドル円で200万円増やした話とトルコリラで100万円減らした話。ビットコインでも大きな損失をしました。
個人的な話を書いておきましょう。
ここまで全米株式インデックスファンドだけを購入するのが正解だよ。と書いてきました。
そんなぼくも過去に大きな成功と大きな失敗をしています。
最初は成功した話。
2011年ドル円歴史的な円高になりました。1ドルが75円になったりして歴史的な円高となりました。
専門家の間では50円になる!なんて意見もありました。
ぼくは流石に円高になりすぎだろう。これ以上の円高にはならんだろ。なんて具合に根拠もなく円を買いました。
その頃ちょっと流行っていたFXです。
その結果120円まで円安が進みぼくは大きな利益を得ることができました。
運が良かっただけですね。
次に損失の話。
はじめてのFX投資で成功したので調子に乗りました。FXの全てをわかった気分になっていました。初心者あるある。
次に選んだのが高金利通貨です。
結果はトルコリラで大きな損失になりました。
為替の素人なので相場は上がったり下がったりするで高金利通貨で多くのスワップポイントを得ることができるのは最強の投資方法だと考えました。
その結果が見事な右肩下がりのチャートになりました。
いくら多くのスワップポイントで充当されていようとも損失の方が大きくなります。
ここでは詳しく書きませんがビットコインでも同じような経験をしました。
リスク許容率を考えておこう。手元にあるお金がどのくらいまで減っても大丈夫?
自分の年齢においてどのくらいのリスク許容率があるか把握する必要があります。
結婚、出産、住宅、共働きなどで大きく違ってくるでしょう。親からの相続などもあります。
資産が100万円と1000万円の人では選択できるリスクは違います。年収が400万円の人と2000万円の人でも違います。
なので何が正解か考えて選択していきましょう。
ぼくの場合は60歳になるまで長期間運用ができることや今後の大きな支払いの目処が立っていることから大きなリターンを狙っていいと考えました。
フルインベンストメントです。
具体的には毎月の給料から
- 確定拠出年金 12,000円
- 積立NISA 33,000円
- 高配当個別株 10,000円
を積み立てています。あとはボーナスで買い増しをするくらい。
投資効率を考えれば高配当個別株ではなくてiDeCoを増額したり特定口座でインデックス投資をした方が増えるのはわかっています。
結果的に高配当株はマイナスとなっていますからね。このあたりは個人的な遊びになります。
60歳になるまでに大きな暴落があったとしても(最悪半分)同じ金額を拠出して淡々と積み上げていくだけになります。
投資をする上で100万円の現金を虎の子として妻に渡してありますw
リスク管理のために債券や金を購入する必要性がない理由。
投資関係の本を読んでいるとリスク管理のために複数の金融商品を買っておきましょう。と書いてあります。
証券会社のHPなどにも書いてあります。
しかし、凡人サラリーマンが最適なリターンを得ようとするのであれば株式インデックスと現金の管理のみで良いでしょう。
大事なのは自分の資産のうちどのくらいをリスク資産にするか。だけでいいでしょう。
もしも暴落が怖いのであれば債券ではなく現金で良いと言うことです。
ただ、個人でいくら勉強して考えたところで米国株式インデックスを上回るリターンを得ることは難しいでしょうね。
もしそれができるのであればトレーダーとして活躍できる。有名投資ファンドからオファーの嵐でしょう。
サラリーマンとして働く傍らアフターファイブの時間を使ったくらいでは市場を出し抜くのは無理でしょう。
反対はしませんがおすすめもしません。
海外ETFを購入しない理由は手間の割に大きなリターンがないから。
アメリカ株式のインデックスファンドが凡人サラリーマンにとって最適だと考えているわけですがアメリカ株式の指標にそった商品には上場投資信託(ETF)もあります。
インデックスファンドと上場投資信託の違いは上場しているか否かです。
S&P500に連動しているインデックスファンドには
- eMAXIS Slim 米国株式 (S&P500)
- SBI バンガード S&P500
などがありました。
同じ指標を目指している上場投資信託(ETF)にはバンガード・S&P500ETF(VOO)があります。
ただ個人的にはインデックスファンドで良いと考えています。同じ指標を目指しているファンドであれば基本的には同じ結果になります。
海外ETFを購入することで手間がそれなりに発生します。外国税額控除のために確定申告で計算をする必要があります。
サラリーマンであればiDeCo、積み立てNISA、特定口座のインデックスなどなら特別な手続きは不要です。
厳密に言えば手数料で差が出ますが今回のまとめ凡人サラリーマンにおける最適な投資先になりますので大きな違いはないと言って良いでしょう。
積立とドルコスト平均法の違い。結果的にドルコスト平均法になる可能性があるだけ。
ドルコスト平均法とは12万円持っている人が毎月1万円に分散して投資をする方法です。
限られた給料の中から1万円を投資する場合は毎月一括投資をしているだけです。
このあたりの違いについては多くの解説本でごっちゃになっているのでわかりにくいですね。
限られた給料の中から毎月1万を投資した結果、平均取得単価が平均化されていくのはドルコスト平均法と言えるのかもしれませんけどね。
大事なのは安全資産とリスク資産の比率だけです。
ここを勘違いしてしまうと気がついた時には自分が考えていたアセットアロケーションと違ってしまう可能性があります。
ぼくの場合であればフルインベンストメントと決めているのにボーナスを金額を分散させる必要はあまり無いってことです。
出口戦略についても当分先になるけど考えておく。
現在はフルインベストメントで投資にまわしていますがどこかのタイミングで50対50などリスク資産の割合を減らしていく予定です。
あとはそのアセットアロケーションを保つだけです。
1000万円:1000万円だったとして日々の生活で800万円:1000万円となったのであれば900万円:900万円にするだけ。
年金や相続などで現金が増えて1400万円:1000万円となったら現金をインデックスファンドにして1200万円:1200万円とします。
60歳を過ぎれば基本的には年金収入に頼ることになるので徐々に金額は減っていくのでしょうがアセットアロケーションは最後まで保っておきます。
今後も米国株が上昇を続けるのであればリスク資産の上昇率の方が高く金融資産は減らない可能性もありますね。
これから30年後の未来は誰にもわかりませんが30年前の過去から想像するとアメリカは人口増加もするしやっぱり強いでしょう。
日本で1番のトヨタ自動車でさえアメリカの機嫌を損なうのは悪手と考えています。アメリカに目をつけられたら利益は大きく減るでしょう。
2020年現在で言えば中国のファーウェイは難しい立場にありますね。詳しくは書きませんが。
本日のまとめ
メチャクチャ長文になりました。
しかし、言いたいことは
- 投資するのであれば米国株インデックスファンド1択だよ。
- それ以外に多くの投資方法があるけど勉強してもリターンは低くなるだけだよ。
- それならば、投資については米国株インデックスファンドだけにして、本業の勉強をしたり家族との時間を大切にしたり趣味に使った方がいいよね。
となります。
凡人サラリーマンであるぼくが市場の平均リターンを得る方法が目の前にしかも簡単にあるのだから利用しない手はありません。
過去にFX投資で失敗したりもしました。個別株にも手を出したりもしました。それで5%以上のリターンを出し続けるのは凡人には難しいです。
そう言った理由でぼくなりの考えをまとめておきます。
これからも仮想通貨的なものに手を出してみたりして失敗するでしょう。そのたびにこの記事を読み返して自分の投資方法について帰ってこようと思います。