ホームインスペクションを中古物件で実施。必要性と注意点について。

30代のお金について

ホームインスペクションと呼ばれる住宅診断って知っていますか?日本の住宅も車の整備記録のように徐々に記録を残すような整備がされていますがまだまだ未記録の物件が多数です。

車なら整備記録があるのに、住宅にはそのような義務がないのでどこがどうなっているのかわかりません。

ぼくが購入した中古物件ももちろん現状渡し。つまり今までどんなリフォームしてきたのかもわからないし、どんな不具合が発生している物件かどうかわからないんですよね。

それでも今までは不動産屋さんの「この物件はいい物件ですよ。」なんて根拠のカケラもない言葉を信じるしかありませんでした。

しかし今では中古物件に限らず家を購入する時は建築士に家の状態を把握してもらって購入の判断材料にする人が増えてきましたね。第三者からしっかりと家の状態を把握してもらって購入するかどうかの判断材料にするわけです。

このホームインスペクションと呼ばれる住宅診断を実施したのでその報告です。

住宅診断(ホームインスペクション)とは?

簡単に言うと住宅の悪い点や良い点を客観的に判断するものです。

購入者であるぼくはもちろんのこと不動産屋の営業だって家に関する知識はそこまであるわけじゃないです。場合によっては宅建も持っていない営業マンの可能性もあります。

すると不動産に関することだって知識不足な可能性があります。

この窓かわいい!!キッチンが素敵!!なんて妻は言いますが大事なのは家を中身です。それを客観的に調べてくれるものです。

ホームインスペクション(住宅診断)とは、住宅に精通したホームインスペクター(住宅診断士)が、第三者的な立場から、また専門家の見地から、住宅の劣化状況、欠陥の有無、改修すべき箇所やその時期、おおよその費用などを見きわめ、アドバイスを行う専門業務です。

日本ホームインスペクターズ協会HPより

屋根、外壁、室内、小屋裏、床下などの劣化状態を診断してくれます。

中古住宅購入する人は住宅診断(ホームインスペクション)やったほうが良い。

購入する物件の雰囲気や近隣の環境については自分でもわかりますが、建物の劣化状態や傾きを素人で判断することは難しいです。

自分の依頼した住宅診断(ホームインスペクション)は朝9時から開始して夕方の3時くらいまでかかりました。6時間もかけて屋根から床下までチェックします。

自分の購入する物件は築10年と比較的新しい物件でしたが、診断結果ではリフォームの必要性の場所が発見できました。とても素人では発見できる場所ではありませんでした。

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6時間かけて実施しながら説明もしてくれるので、自分の家との付き合い方もわかる。

診断士の方が仕事だけすればもっとはやく終わったのでしょうが、住宅診断(ホームインスペクション)の日はぼくも見学しました。なので一つ一つ丁寧に説明をしながら実施します。

また、終了後は40ページくらいの写真つき解説も送ってくれる。(希望したらPDFデータも無料で送ってくれた)

金額は10万円程度します。安いとはいえませんが住宅購入の判断材料と考えたら安いと思います。また、欠陥住宅だったら買わない可能性もあります。

自分もドキドキでした(笑)

基本的に住宅診断(ホームインスペクション)は住宅購入の判断材料にしますので、診断結果では購入を見送る可能性もあったわけです。

そうすると購入しないものに対して10万円という金額と、不必要な40ページの診断結果が送られてきます。なので本当に必要かどうかを見極めてから依頼すると良いですね。

住宅診断(ホームインスペクション)実施に対する注意事項。

上記にも書いた通り、実施しても購入しない可能性があります。

また、住宅診断をしている中で他の人に購入されるリスクもあります。基本的に中古物件なので買う前にやりたいがやっている最中に他の人に購入される可能性もあります。買ってからじゃ意味がないです。もしくは悪いところを全部直すつもりでいるか。

これを防ぐために購入してから実施しても良いですが、購入後に欠陥住宅と判明しても泣くしかありません。基本的に中古物件は個人売買になりますので瑕疵免責はありません。

どちらもリスクがあるので選択しなくてはいけません。

ぼくはお金持ちではありませんので、購入後に欠陥が発覚して多くの金額がかかると困るので、購入前に診断をしました。他の人に購入されても物件は他にもありますからね。それに縁がなかったと思うことにしました。

最悪購入した人に5万円くらいで売ろうかと考えていました。

また、住宅診断方法を学んでおけば次は自分でできるかもしれないと思っていました。なので当日は真剣に見学して質問も多くしました(笑)ビデオカメラも持参しました。

6時間のビデオカメラのデータも今では良い思いでです。

住宅診断を行ってよかったこと。メリット!!

いろいろ購入する家の問題点が発覚しました。なのでその問題点を解決するためにリフォームを行いました。屋根裏や床下なんて個人では問題があってもわかりませんからね。

住宅診断の日は不動産屋の営業も勉強にきていました。ここまでやるんですねぇ。とびっくり感心していました。

その結果、リフォームが必要な瑕疵を発見して15%引きで購入することができました。10万円を投資して200万円以上のリターンを得たことになります。

家の問題点も発覚し不安も解消されて、なおかつ安く買えたので良いことが多かったです。

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